サラブレッド種の身体的特徴についてですが、体高(肩までの高さ)は160-170cmほどあり、体重は450〜500kgが標準的。
走る事を考え、かけあわされた結果、頭は小さく、四肢は長く、胸や臀部の筋肉は発達しており、速く走ることに向いたつくりになっています。
もしくはそうなるようにかけあわされました。
一方で、ケガをしやすく、物音や閃光に弱いなど、肉体的・精神的にデリケートである事が多いようです。
毛色は鹿毛(かげ)や栗毛(くりげ)・黒鹿毛(くろかげ)が多く、他に青鹿毛(あおかげ)・青毛(あおげ)・栃栗毛(とちくりげ)・芦毛(あしげ)・白毛(しろげ)など一般的に認知されている以上に種類は多いです。
月毛・河原毛・佐目毛などはほぼ見られず、粕毛に至ってはまったく見られません。
1791年から現在に至るまで、サラブレッドには厳格な血統登録が行われており、1頭1頭に必ず血統書が存在しています。
そして原則として、両親がサラブレッドでなければサラブレッドとは認められないが、サラブレッド系種に8代連続サラブレッドを掛け合わせたものは審査を経てサラブレッドと認められる場合もあるようです。
現在の全てのサラブレッドは、父系(サイアーライン)を遡るとゴドルフィンアラビアン、バイアリーターク、ダーレーアラビアンのいずれかにたどりつく。
これらを「三大始祖」という。
ただしサラブレッドは前述のように品種改良によって生み出された品種であり、三大始祖はいずれもサラブレッドとはいえないと決められています。
サラブレッドの身体的な特徴
ペルシュロン
ペルシュロン。
ペルシュロン(Percheron)は、重種、冷血種に分類される馬の品種の1つ。
原産地はフランス・ノルマンディー。
成立は8世紀に遡りフランス原産の重種にアラブ種等の血が入っているとされる。
毛色は青毛、芦毛等が多く、体型はサラブレッドに比べ足が短く、胴が太い。
体型をあげると、体高(肩までの高さ)は160-170cmで大きなものでは2m超。
体重は1トンにもなりサラブレッドの倍ほど。
性格はおとなしく鈍重だが、非常に力が強い。
その強い力を生かし、馬車馬、挽馬、ショーなどに使われる。
かつては軍馬として、全身甲冑を着こんだ重装騎兵の乗馬や、大砲の牽引などに用いられた。
日本ではおもに北海道で導入され、ばんえい競馬にも使われ、初の1億円馬キンタローもペルシュロンの影響を強く受けている。
記録が残る最大の馬はドクトゥール・ル・ジェア(Dr Le Gear)という牡馬で体高7フィート(211cm)体重1,370 kg。
体重もあり、体格も良く、脚もとりわけ太めで非常に重厚感のある種類で、見た目にもインパクトがあり走る為に改良された品種よりは体型でいうとポニーを大きくした様な体型をしている。
重種
重種。
体格や体重で分類した場合、一番大きく、重たい部類に入るのが重種と呼ばれる部類で、主に農耕や重量物の運搬のために改良された品種。
中世ヨーロッパでは重い甲冑を着込んだ重装備の騎士の乗馬とされていて、大きな個体では体重1トンを超えることも珍しくありません。
また、軽種よりも美味とされ、食用として用いられるのは重種馬が多いです。
重種の国内の競馬事情をのぞくと、北海道特有の競馬競走の一種、ばんえい競馬で用いられているのは、この重種でもペルシュロンやベルジャンの混血馬や、これらと北海道和種などの在来種の混血(重半血)が多いです。
軽種馬以外の登録を管轄する日本馬事協会では、平成15年(2003年)度以降に生産されるばんえい競馬向けの馬については、純系種同士の馬による配合馬のみ一代限りで「半血(輓系)種」とし、それ以外については「日本輓系種」として登録されています。
身体が非常に大きいものもいて、重種は基本的に性格が温厚、人間より大きい種類の物を運搬する場合などに用いられていたという事もあり、元来そうなのかおとなしい種類同士を掛け合わせた結果なのか人間にとっても扱いやすい品種です。
サラブレッドの生産国と分類について
全てのサラブレッドは、父系(サイアーライン)を遡るとゴドルフィンアラビアン、バイアリーターク、ダーレーアラビアンのいずれかにたどりつくといわれており、これらを「三大始祖」と言います。
そして、上記それぞれの父系を実質的に発展させたマッチェム、ヘロド、エクリプスもほぼ同様の意味で三大始祖と呼ばれることがあり、牝系(母系)も1号族・2号族・3号族…とファミリーナンバーで分類されています。
アラブ種の血が混じった馬は、アラブ血量が25%未満ならば「サラブレッド系」、25%以上ならば「アングロアラブ」とわけられています。
サラブレッドの生産国別生産頭数(2006年)は以下の通りです。
アメリカ 34200頭
オーストラリア 17854頭
アイルランド 12004頭
日本 7632頭
アルゼンチン 7269頭
イギリス 5486頭
フランス 5369頭
ニュージーランド 4522頭
ブラジル 3079頭
南アフリカ 2839頭
カナダ 2759頭
イタリア 2259頭
チリ 1824頭
ウルグアイ 1712頭
トルコ 1570頭
インド 1517頭
ドイツ 1185頭
ベネズエラ(2005年) 1132頭
韓国 1028頭
シャイヤー
シャイヤー。
シャイヤー(Shire)は、馬の品種の1つ。
重種に分類され、非常に大型の馬体と強い力、脚のふさふさ(距毛)が特徴。
気性は大変おとなしく鈍重。
原産国はイギリスで、ノルマン・コンクエストによって持ち込まれたヨーロッパ大陸の大型馬に由来する。
体高(肩までの高さ)は18ハンド(約183cm)が平均的、体重1トンを超える事も珍しくない。
かつては10馬力を遙かに超える力の強さを生かして挽き馬として使われていたが、20世紀に進んだ農業の機械化によって絶滅の危機に瀕した。
現在は保護活動もあり再び増加傾向にある。
特にシャイヤー種で有名な馬がいて、サンプソン(Sampson、1846年生まれ)という名前の馬は、記録が残る中では史上最も大きな(体高が高い)馬。
イギリスのベッドフォードシャー州、Toddington Millsで生まれ、Mr Thomas Cleaverによって所有されていたシャイヤー種の去勢馬。
4歳の時に体重3,360lb(1524 kg)、体高21.25ハンド(約216 cm)を記録し、その大きさからマンモス(Mammoth)と改名されたほど。
シャイヤー種は重種の中でも大型ではあるが、サンプソンはその平均を30 cm以上上回っている。
中間種セルフランセ
中間種。
日本やイギリスでもっとも普及している、体の大きさによる分類法でいうと、軽種馬・中間馬・重種馬とにわけられる事が多いが、中間種というのは軽種と重種の中間的な性質を持ち、軽快さと比較的温厚な性質を持っています。
そして、その中にセルフランセという品種のものがいて、乗馬、馬術競技馬として優れた性質を持っている。
特徴としては、耐久力に優れ性質は温厚で素直。
アングロアラブや軍用として価値を失ったアングロノルマン等を元にしてフランスで作られました。
その他にも、サラブレッドやスタンダードブレッド等雑多な血が含まれていて、成立したのが比較的最近の上、アングロノルマンや血統の怪しいアングロアラブをそのままセルフランセとして分類したため純系化が進んでおらず、体型などの性質は個体によってばらつきが大きく、優秀な馬だけセルフランセとして登録が認められているために、能力は高いとされている。
乗馬用として好んで使用され中には、億単位の値が付くこともある。
アテネオリンピック障害飛越競技で金メダルを獲得したブラジルのバロベットドロエト等有名な競技馬も多くいる。
フランスの競馬
フランスも競馬の人気は高く、凱旋紋章という世界的に有名なレースがある。
フランス・ギャロが統括。
レース数は平地4000、障害2000程度で全体の40%程度を占める。
基本的に富裕層にファンが多く、人気では速歩競走に劣るが、レース全体の賞金の高さは依然として駈歩競走の方が高い。
また、特に格式の高い平地競走のG1レースは富裕層の社交場としての役割が非常に強く、めいっぱい御洒落をしてくる女性も多い。
日本でイメージされる競馬より更に品位があって格式の高い場であり、フランスでの競馬の位置付けは品位があり、ビジネス的な要素が強い。
平地競走は比較的長距離レース重視。フランスダービーなどは短縮されてしまったが、下級戦の層の厚さは他国の比ではない。
ロンシャンで行われる凱旋門賞は世界最高峰のレースの一つとして名高く、イギリスやアイルランドなどからの参戦がある。
・平地競走。
クラシック、プール・デッセ・デ・プーラン、ジョッケクルブ賞、ロワイヤルオーク賞(古馬に開放)、プール・デッセ・デ・プーリッシュ、ディアヌ賞、ヴェルメイユ賞(古馬牝馬に開放)、凱旋門賞。
中間種クォーターホース
イギリスや日本で一般的とされている馬の体格や、体型による分類法で考えると中間主と呼ばれる部類に入るのがクォーターホース(Quarter horse)です。
正式にはアメリカンクォーターホース(American quarter horse)と呼ばれるウマの品種の一つで、体高は150cm、体重は400kg程度。
アメリカにおいて主として乗馬・牧畜作業・競馬用として使用されていて、世界各地で400万頭余りが登録されており、事実上世界で最も頭数の多い品種です。
クォーターホースの成立はアメリカ開拓期に遡り、ヨーロッパから連れてきたアンダルシアンと、サラブレッドやアラブ種あるいは捕獲したマスタング等を交配し改良を重ねることで成立しました。
ややがっしりとした筋肉質の体型で、性格も温順、粗食にも耐える強靭さを持っています。
クォーターホース競馬とウェスタン競技(カッティング、レイニング、バレルレーシング、ロデオなど)への使用が著名ですが、用途はかなり幅広く、馬ができそうな事は基本的に何でもこなす事が出来る万能タイプです。
またそのクォーターホースの名の由来は、クォーターマイルレース(1/4マイル競走、約400m)からきていて、短距離の瞬発力に優れ、急発進・急停止等も器用にこなす事が出来ます。
競走用のクォーターホースは400mを下回る距離では、たとえサラブレッドが相手でも互角以上に戦う事が出来、トップスピードは時速75km程。
瞬間では時速55マイル(約88.5km/h)が記録された例があるそうです。
なお、競走馬としては日本国内では使用されていないが、サラブレッドよりも温厚な気性と、機動性の高さから万一の競走馬の放馬といった事態にも素早く対処できる能力を買われて、大井競馬場など一部の地方競馬場では誘導馬として重用されています。
スタンダードブレッドの名前の由来
そしてこのスタンダードブレッドという種類についてですが繋駕速歩競走、又は騎乗速歩競走(フランスなど)の盛んな北米、オセアニア、ヨーロッパなどでは盛んに生産され、世界では毎年5万頭以上が生産されています。
日本においてもかつては軍馬として使役されていて、競馬においても平地競走を含め優秀な成績を納めていました。
そして、1971年に速歩競走の1つである繋駕競走(けいがきょうそう)が廃止されてからはほとんど生産されなくなり、生産されたものは温和な性格を利用して乗馬や当て馬として使役されているといわれています。
スタンダードブレッドが世に出はじめたのは19世紀まで遡り、同じく北米で成立したクォーターホース等と同じくアメリカ開拓期にヨーロッパから連れてきたサラブレッドに、アラブやカナディアンペーサーやノーフォークトロッター、モルガン等を交配し改良を重ね作られました。
そして、スタンダードブレッドという言葉が初めて使われたのは1879年頃の事で、この品種として認められるためには1マイル(約1600m)において2分30秒という基準(スタンダード)に達しなければならなかったためと言うのが語源でこの名前がついたとされています。
最高額配当記録
日本に限らず、世界各地には競馬での高額配当の記録がある。
中央競馬では2011年2月13日に開催された小倉競馬第4競走(16頭立て)において8番ゲティスバーグ(9番人気)→3番カリスマミッキー(15番人気)→13番シルクフラッシュ(6番人気)の順に入り、3連単の配当が1950万7010円(3360通り中3088番人気、総票数52万8645票中的中票数2票)となったのが最高記録である。
重賞競走では2008年10月19日に開催された「第13回秋華賞」の3連単の配当1098万2020円が史上最高額(牝馬限定重賞競走でも最高額)となっている。
重勝式では2011年5月22日での京都・東京の各第10競走、及び新潟・京都・東京の各第11競走を対象にしたWIN5での配当が1億4685万110円となっている。この時の的中票数は6票だった。
地方競馬では2010年4月6日に開催された大井競馬第7競走(16頭立て)において15番ルドゥーテ(14番人気)→2番アーノルドツヨシ(4番人気)→13番グレイスレイラ(15番人気)の順に入り、3連単の配当が2488万720円(3360通り中3102番人気、総票数33万7137票中的中票数1票)となったのが最高額である。
この記録は中央・地方を両方を含めた国内競馬全体のみならず、国内の公営競技全体においても史上最高額である(重勝式を除く)。
重勝式では2010年1月31日に開催された帯広競馬(ばんえい競馬)第8-12競走での配当1022万2930円が最高額である。
アメリカでは、2005年5月7日に開催された「第131回ケンタッキーダービー」で4連単が86万4253.5倍という超高額配当が出ている。
