先行馬有利
国内最大規模の開催とコースを誇る競馬場・東京競馬場。直線コースも500mあまりと長く、これが同競馬場の大きな特徴となっていますが、実は東京競馬場の特徴で
より注目しなければならないのは、コースの勾配なのです。コースに大きな高低差があるというと中山競馬場や京都競馬場を思い浮かべる人も多いかと思いますが、実は
東京競馬場も非常に高低差があり、これがレースに大きく影響します。コースでいうと3コーナー手前に勾配の頂上があり、そこから直線コースまで下り坂が続きます。
つまり3コーナーあたりから各馬はスピードをあげながら4コーナーに突入し、直線の坂を駆け上ることになるのです。一般に東京競馬場のマイル戦は中距離をこなせる
スタミナがないと厳しいといわれます。これはこの勾配の関係で息を入れる箇所が少なく、直線の坂に挑まなければならないからで、このため東京競馬場の短距離戦は、
差し追込み脚質が有利となっています。逆に長距離戦ではゆったりとした流れでレースが進み、3コーナーからの下り坂で勢いをつけて直線を向くため、長い直線走路にも
関わらず、先行馬有利といわれています。
また東京競馬場では騎手と距離の関係にも注意を払うべきです。関西では新人・若手騎手を積極的に起用することも多いのですが、関東ではキャリア豊かなベテラン騎手に
圧倒的に馬が集まる傾向にあります。ですので、位置取りとコース選択が重要な短距離戦では、タダでさえいい馬に乗っているベテラン騎手が有利で、若手が付け入る隙が
ほとんどないといっていいでしょう。反対に長距離戦はペース次第で、レース結果が大きく変わることもあり、思い切った騎乗ができる若手にもチャンスがあり、波乱の
原因となり得ます。
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